山形東濤会ホームページ
オンライン文化祭
電子制御工作の部
生活の快適化を目指して
近藤 元一
----------------------------------------------------------
毎年歳を感じるようになってきている。そのために生活をしていく上で無駄な
エネルギーを使わないようにしていかないと体が持たない感じがしている。
これを実現するには現在の人間社会を牛耳っているLSIやマイクロコンピュ
ータに仕事をさせれば良い。
そんな不遜な考えで私の生活上の面での電子制御化が始まったのです。
取り組み-1 オーディオアンプのリモコン音量調整装置の製作
オーディオ機器を眼前に揃えて正面から出てくる音の響きに浸るのは快感であります。
しかし私の装置のアンプは性能の良いアメリカ製の代表的メーカーの製品なのだが
この機器を購入した頃はリモコンで音量調整をするのは音質を劣化させるという意識が
あり高級品ほどリモコンが付いていなかった。
私のアンプもリモコンが無かった。しかし、音量を調整するときに数メートル先にある
音量調整器まで椅子から腰を上げて歩いていって対応することは面倒に感じるように
なってきた。
そこで作ったのがこのアンプ用のリモコンだ。既存のアンプには傷を付けないで設置する
ことにした。
よく見ると右端の部分に四角の見慣れない部品が付いているのが分かるだろう。
その部分の拡大写真が次だ。要するに音量調整器の軸にモーターを取り付けたのだ。
そのモーターを動かす部分がこの基板だ。4個のリレーでモーターを制御している。
部品は全て秋葉原からの通販で対応している。
リモコンはこのような超小型の製品を使っている。一般家電用のリモコンよりも
使いやすい。
以上の簡単な装置により今では椅子にふんぞり返って交響曲を大音量で鳴らして
音の響きを楽しんでいます。
取り組み-2 トイレの消臭ファンの自動運転装置の製作
今ではトイレに入ると自動的に脱臭ファンが動作するのは当たり前なのだが
30年前はまだ一般的ではなかった。
私はその頃から家のトイレには自動回転の脱臭ファンを付けていた。
秋葉原から電子部品を取り寄せて組み立てて使っていた。
しかし不細工な出来上がりに加えセンサー部分がカメラのように感じられたのか
トイレを使用した我が家に来たお客からはこれは何ですかなどと不信感を持たれ
たこともあった。
今回その製品を紹介します。
トイレの上部にファンがあるがこのファンを人が入ってくると人感センサーで
人の入室を認知して一定時間ファンを回す仕組みです。
原理は簡単たが人体が発生する赤外線のエネルギーを感知して良いタイミングで
作動させるようにするタイミングが微妙です。
下の写真のファンを自動運転することになります。
便器の傍に制御器の箱を置いてあります。
真ん中の丸い穴が人体感知センサーです。作動すると赤いLEDが
点灯します。
動作は快調です。トイレに入ると人体を感知して自動で換気扇が回転
します。
次にこの箱の中をお見せします。
箱の前面部に赤外線センサー部、奥にリレー操作部を配置しました。
現在は小型でスマートなものがホームセンターで売られています。
でも自分で作ればこのような工作で出来るのです。
取り組み-3 リモート気温データの採取・記録装置
内容が長くなるため別ページにまとめました。上のタイトル部分を
クリックしてご覧ください。
取り組み-4 ちょっとした工夫の紹介
私がやっているちょっとした工夫を紹介しますのでご覧ください。
以上が私が製作した電子工作品の一部です。
この他沢山の工作品があります。特にマイクロコンピュータを使った工作に
興味があり実行しています。
とにかく時代は完全にLSIの時代となっています。
残念なことはあの昭和50年代から平成5年くらいの間続いた Japnn As NO1 という
称号はもう過去のものとなりました。現在の日本はLSIの分野では完全に台湾、韓国の後を
おう情勢になりました。何が悪かったのでしょうか。
やはり人間は一度頂点に立って持ち上げられると自分を無くしてしまうのでしょうか。
戻る