雪国の雪おろし光景 平成27年1月14日
この日は朝から青空の日であった。
山形市から西の山を越えて白鷹町に抜け、更に287号線を北に向かい寒河江市を
目指した。
途中に宮宿町がある。
ここは昔は舟運と商業で栄えた裕福な町であった。今はその面影は無い。
しかし、昔の豪商時代の屋敷は残っている。
今回はドライブの途中にこの宮宿の町で見た雪おろしの光景を紹介する。
次の写真がその雪おろしの一光景である。
これだけの面積の屋根の雪をたった二人で下すとは気が遠くなる。
この気が遠くなった時に落下事故が起きる。
この急傾斜の屋根では私はとてもとても怖くて雪おろしは出来ない。
スコップ一つの雪は優に10Kg近くある。それを持ち上げ遠くに投げるのだ。
昔から見ると作業の人が少ないのがお判りでしょう。
昔なら屋根に10人前後の人が上がり、一気に作業をしてしまうのが常だったが
現在では作業する人が居ないのです。
更に高齢化で作業請負者が作業する人を募集すると集まってくるのは高齢者
ばかりなのだそうでとても作業命令など出せないとのことである。
更に近年は作業に対する規制が厳しくなり、一例として命綱をつけることになっているが
どこに命綱を付ける場所があると言うのだ。
命綱を付ける場所が無いという理由で作業を断られている例が出ている。
そんなこんなで結局作業をする人が居なくなっており年々積雪の心配が地域住民の
心の負担になっている。
結局町内会が恐る恐る作業をせざるを得なくなっている。
日本最後は町内会が守るんだなあ。
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