里山の秋 山辺の山中の秋景色
平成24年11月13日
いよいよ11月も中旬となった。冬ま近しの候となった。月山は真白である。
今日は珍しく晴れ間の出る天気となった。
そこでさっそく身近な山に行こうと思い山辺と朝日町をつなぐ昔の旧道を訪れ
ようと思い出発した。このようにフラリと山に入れるのが地方の好い所だ。
この道は山辺町の西側の丘陵地帯を西に抜けて朝日町に向かっている。
今は立派な舗装道路が出来ているが昔使用した旧道は生活道路として残っ
ている。しかし訪れる人は周辺に田畑を持っている人以外は通らないので
車の通りは殆ど無い。そのため自然の恵みはたっぷり残っている。
山辺町から登ったすぐのところに鬼の目という部落があり昔、鬼の目ん玉の
ような丸い岩石が採れたところだがここに昭和50年頃に麻丘めぐみちゃんが
訪れてテレビ放送になったことを覚えている。
私の教え子がテレビのディレクターになりかけた頃で良く覚えている。
江戸時代は朝日町と山辺の間が上杉藩と最上藩の境界になっていたため
軍事的に微妙なバランスの地点であった。
棚田の半分は休耕田だ。
谷間の細い川を清流が流れている。
まもなくここは白一色の光景となり来年4月まで雪に埋もれてしまう。
つかの間の晴れ間をぬっての里山探訪であった。
紅葉は不十分のままに落葉が始まる。
間もなく長い冬景色に入る。
私も来年の春を楽しみに生きていこう。
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