丹野直弘君の論文紹介   平成27年12月18日記事化

 藤沢市在住の浪岡君から丹野直弘君執筆の論文が掲載されている書籍が佐藤会長に
 届きましたので紹介します。
 丹野君は山形大学工学部教授を最後に退職しましたが一貫して人体に流れる微小電流
 の検出についての研究に勤めました。
 彼の成果は現在立派な医療機器として病院にて広く使われ多くの患者の治療に役立って
 います。
 彼の研究は我々の後輩である松村澄男君が社長をしている天童市所在の松村製作所
 系列のマイクロトモグラフィー(株)社から眼底断層像観測装置として製品化されました。

 私は何回か山形市駅前の霞城セントラルビル内にある開発現場を訪れ製作している現場
 を見たことがあります。スタッフが大変な苦労をしながら製作している姿に感動したものです。
 なにしろ理論的には動作可能と言われても実際に動作する形にもっていくということは大変
 なリスクを伴う事業なのです。うまく作動しなければ売ることは出来ず事業は崩壊してしまう
 わけで産学連携とは言いながらも関係者は胃が痛む思いであったと思います。

 しかし、無事製品化され現在では多くの眼科病院で立派に作動をし多くの患者を救っています。
 この辺の開発製造販売に関してはNHKのプロシ゜ェクトXで放映しても良い内容でありました。
 さて、次に同君の論文が掲載されている論文誌を紹介します。





 彼の論文の一部を紹介します。




 次に彼の研究により山形大学工学部とマイクロトモグラフィー社との産学連携事業で
 製造した製品です。




 次は実際の眼底の断面を映し出した写真です。

 

  現在も丹野直弘君は本件に関する分野では日本でも有数の実力者であります。
  これからも研究活動に邁進されて日本の医学面の発展に寄与していただきたいと
  我々同期生としては強く期待するものであります。


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