山形東濤会恒例の芋煮会開かる

 平成28年10月1日

 毎日曇り空が続き時たま雨の降る天気が続いた。
 しかし、今日は久しぶりの好天気となった。
 今日は山形東濤会恒例の芋煮会である。
 会員は山形駅西口に集合し契約したマイクロバスに乗り会場へと
 向かった。
 会場は馬見ケ崎川上流にある唐松観音下の芋煮会会場である。
 私は毎年自転車で宮町から会場へ向かうことを常にしている。
 途中の河原ではあちこちで芋煮会がひらかれている。
 我々の会場は更に上流だ。



 自転車で目的地近くになると唐松観音が見えてくる。
 今日は一段と冴えた色をして緑と赤の対比が美しい。



 会場の入り口には大きな鍋が見えてくる。
 これも名物になっている。
 毎年実施している山形市の日本一の芋煮会で使用する大鍋は
 引退すると当所に飾られて大切に保存されていく。



 今日の芋煮会会場の全体の様子である。


 中に入ってみたら準備の最中だった。


 さて、いよいよ山形東涛会の芋煮会が始まった。今年の参加者は33名だ。
 会の始まりは恒例の濤謡会の祝謡だ。
 祝謡が元気よく始まったとたん他のグループが何が始まったのかと我々の方を
 いぶかしげなまなざしでみつめていた。
 謡曲のメンバーたちはそんな雰囲気にもめげずに謡いきった。
 心臓と度胸も強くなったようだ。



 いよいよ待望の芋煮を食べ始めた。
 今日の里いもは本当にうまかった。とろりとして粘っこく口の中で融けていく
 感触はなんとも言えない味わいだ。
 やはり山形の芋は最高だ。

 食べて牛肉よりも里芋の方が美味しいと感じられるようになったらあなたは
 芋煮の味が分かってきたといえる。



 今日のメニューである。
 この他に漬物やワイン、ビールに日本酒、ウーロン茶、ノンアルコールビールと
 飲み物は好きなものを楽しめた。

 芋煮の方はお代わり自由だ。早いもの勝ちだ。


 今回の芋煮会には女性の方が3名も出席してくれた。
 おかげで明るい雰囲気が一段と増した。
 また東京東涛会からも3名の会員が出席してくれた。仙台からもかけつけて
 くれた。

 年々芋煮会の雰囲気の濃度が濃くなっているように感じる。
 この年になると皆で集い合い、楽しく食べて飲んでということの大切さが増していく
 のだろう。


 さて、芋煮会もいよいよ最後になり締めの言葉は関東地区から駆けつけて
 くれた江川君がすることになったが全員互いの会話に夢中でいるため挨拶が
 出来ない。そこで「みんな聞け、これから挨拶するぞ!」と元気よく声掛けをして
 から始まった。
 彼のユーモアのある締めの言葉で楽しい山形東涛会の芋煮会は終了となった。



 参加者は最後はまたマイクロバスで山形駅まで向かった。
 バスの中はおそらく大賑わいだったのだろう。



 私は全員を見送ってから自転車で帰路についた。
 実はこの帰路が素晴らしい。ここから馬見ケ崎河原の山裾に添って
 細い道が下流まで続いているのだ。
 緑に囲まれながら綺麗な色の野の花を楽しみ、清流を眺め、さわ
 やかな風を感じながらここを自転車で下る気持ちは最高である。
 今年もこの恒例の芋煮会に参加できたことは本当に幸せであった。
 感謝!!
 

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