細谷俊郎君の陶芸展開かる
平成25年6月29日〜7月31日
河北町総合交流センターサハトべにばなにて
細谷君の陶芸は63歳で会社役員退職後に独学で始めたものである。
しかし技術家魂と緻密な陶芸とには共通するものが多々あった。
陶芸の技法を多くの方から貪欲に吸収しながら試行錯誤の過程を経
て急速に技法が向上した。
その成果は山形東涛会の美術展において多くの会員が目の当たりに
したはずである。
とにかく玄人はだしと言われるまでの領域に達したと評価されている。
今回の陶芸展は河北町教育委員会からの委嘱で開かれたものである。
会場は落ち着いたゆったりした会場のために作品一品一品の個性がきちんと
表現されており鑑賞する人から賞賛を受けていた。
その様子を写真で紹介していく。(記事化 7月20日)
館内に入ると看板があった。
展示場は広いガラス棚で構成されている。
作品を見てみよう。
次の写真は丸い大皿なのだが私のカメラの調子が悪くこのようになってしまった。
現物は素晴らしい真円の大皿ですよ。
次は細谷君の作品の特徴である緻密な構成を示す代表作である。
360度を精密な角度で分割し丁寧に丁寧に筆で描いていくのだから私にとっては
気が遠くなるような作業であるが彼は根気よく作業を続けるのだ。
この写真も円になっていないがこれは私のカメラの歪のせいで作品は真円ですので
誤解しないで下さい。
次の写真は山形東涛会会員にとっては最も見慣れた作品であろう。
とても小型なのだが正確な六角形で構成されている。
手に持つととてもしっくりと手になじみます。
この茶碗で飲むお茶は何とも言えません。
部屋の片隅には小品を集めた戸棚がある。
この中の作品も素敵なものが多かった。
以上が簡単に細谷君の作品を紹介したものですが是非、会場に行き作品を
鑑賞してください。
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