雪の金山 探訪の記
平成22年1月19日
1月19日の山形市は晴れだった。久しぶりの青空なので無性に車で遠出を
したくなった。もっとも遠出といっても周囲の山は雪でスタッドレスタイヤを履い
ているのでそんなに遠くへは行く気にはなれない。
そこで最初は尾花沢町の雪を見ようと思い出かけたが思っていたより尾花沢の
町は雪が少なかった。それではどうせなら山形県の北端までいってみようと
気が変わりそのまま北上した。
山形市から金山町まではほぼ80キロ位はある。人口は約7000人位である。
やはり新庄市をすぎるあたりからは積雪量が増していくのが明確だ。
ようやく金山町の中に入る。昔なつかしい「かくまき」を付けたご婦人が居た。
この景色は本当に昔のままだなあと感じた。
これが金山町の普通の光景である。すっぽりと雪の中という感じである。
雪下ろしも半端じゃない。こんな高さに登って雪を下ろすなど私には怖くてできないなあ。
特に何回も屋根で滑って怖い経験をしている身には切実だ。しかもこの人命綱を付けて
いないよ。でも命綱を付けると行動出来ないんだよなあ。なにしろ綱を付ける場所なんて
無いんだから。
さて金山町に行ったなら見ておいていただきたい物が次のものです。
これは橋ですが大きな太鼓橋になっています。
この橋は歩道橋なのです。
金山は金山杉の主産地ですので町の名産品を使って橋を作ろうとなって建造したものです。
橋の名前は「きごころ橋」といいます。ゆるやかなアーチを描いた優美な橋です。
次は橋の内部ですがこのように名産品の杉の材料をふんだんに使った橋になっています。
観光の季節になるとここは人手一杯になりますが今はこのとおりひっそりとしています。
金山町では町の名産品の金山杉を住宅に活用する運動をしている。
そのようなモデルともいうべき典型的な金山方式の住宅が次である。
やはり積雪を強く意識しているのが分かる。
さて、以上が真冬の時期に杉の町金山を訪れた報告です。
ここは町と町民が一体になり町おこしをしています。
春になれば大勢の人がここを訪れるので賑やかになります。
とても落ち着いた町で私も好きで何回も訪れます。
周囲には自然を満喫できるホテルや温泉、それに美味い蕎麦や、名峰神室山等が
あり本当に自然の良さを楽しめる地であります。
是非皆さんも訪れてみて下さい。
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