山形交響楽団 創立50周年記念ならびに
  第300回記念定期演奏会開かる

 標記の演奏会が令和4年4月16日、17日に山形市のテルサで開かれた。
 ご存じのとおり理事長は山形東濤会会員の園部君である。
 傍目でみても大変な仕事を今日まで続けてきてくれたがその成果が
 今回の300回定期演奏会の実施であろう。
 継続は力なりと言われるように長期に一つの行いを続けていくと
 これを支援する人々が集まり固い結束した団体になっていくものだ。
 山形交響楽団の運営はその良い実例である。
 次に山形新聞の関連記事を紹介する。




 彼のこれからの歩みについてのあいさつ文があるのでこれも紹介する。





 参考に当日の演奏プログラムを紹介する。


 演奏が始まる前に司会者が今回の300回記念演奏会が山形交響楽団創設50周年と
 区切りの良い数になったのは偶然で意図して設定したのではありませんと語っていた。
 それにしてもきちんとした数の並びになるということは珍しいと思う。

 私にはもう一つの偶然があるように思えた。
 それはこの演奏プログラムの曲目である。
 冒頭がシベリウスのフィンランディアである。知られているようにこの曲が作られた1899年頃は
 フィンランド大公国は帝政ロシウの圧政に苦しんでいた。
 シベリウスはフィンランド人を目覚めさせることを意図して作曲したがこの勇壮な曲がフィンランド
 国民の愛国心を湧き起こすとしてロシアから演奏禁止の処分にされたのだった。
 それでもこの曲はひそかに演奏され続けしぶとく生き残りやがて世界中で演奏される名曲になって
 いったのだ。

 私には現在のウクライナとロシアの戦いがこのフィンランディアが作曲された当時の再現に見えて
 この曲が演奏されたことは私に大きな驚きと感動を与えてくれた。

 当然、楽団は1年以上前から準備を始めているので今回のロシア侵攻に合わせて曲目を選んだ
 わけでないのでこの曲が選択されたことにも大きな偶然があったなぁと私は考えています。
 このことも含めてわたしにとっては大きな感動を受けた演奏会でした。

  演奏会の後に私が受けた感銘を山形新聞の「やましんサロン」という投稿欄に応募したら無事
 掲載された。その記事を紹介します。




 ぜひ、この私の祈りが実現するとを願っています。
  次に山形新聞に掲載された講評を紹介します。
 この評のように当日のシベリウスのフィンランディアは圧巻だった。
 村川氏は90歳を超えている。
 私たちは氏のエネルギーをいただいてチコちゃんではないけれどボーッと
 してないで生きていかねばならないなぁ。



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