山形東濤会「桜の花を愛でる会」盛大に開かる
昨日までは寒い日が続き桜の花が咲いてくれるか心配だったのだが4月12日の11時頃には
会場近くの薬師公園一帯の桜はほぼ満開の花となってくれた。
会場は母校から近い薬師公園内にある料亭「亀松閣」である。
よく体育の時間に山形市の陸上競技場へ向かうときにいつもここは何なんだろうと
不思議に思いながら通ったことを覚えている人は多いのではないでしょうか。
近年の料亭文化崩壊の波の中でからくもここは残っていてくれている。
山形市の伝統芸能の発表会として多く使われており山形市の中での貴重な存在となっている。
今回は31名の参加となり更に女性が3人も参加してくれたので元気な声が飛び交った。
まずは恒例の記念写真で会は始まった。
会場の二階大広間から東を見ると護国神社の境内だ。シンボルの大鳥居は健在だ。
桜を見ようと人が集まってきている。日頃は町中の居酒屋ばかりでの飲み会があたりまえ
になっているがやはりこのような日本古来の料亭での宴会は心が穏やかになれる。
和服を着た物腰のやさしい方達による宴会会場のまかないする姿を見るのも久しぶりだ。

いよいよ開会間近となってきた。周囲には沢山の書が掲げられている。
話題は書を何と読むのか〜から始まった。

岡田事務局長による進行で会はいよいよ進行した。

昨年以降に亡くなった我々の仲間をい悼んで黙とうを捧げた。
亡くなられた方たちの使命は次のとおりです。
村形 悦男君 令和6年2月、堀 是治君 令和6年6月、庄司 由太郎君 令和6年12月、
佐藤 章夫君 令和6年12月、渡辺 宏一君 令和7年1月、 沼沢 和子さん 令和5年10月。
改めて亡くなられた皆様にご冥福をお祈りいたします。

秋葉山形東濤会会長による挨拶となった。

恒例の山形東謡会メンバーによる祝謡です。年に似合わない力強い声で東濤会会員一同の
倖せを願ってくれました。

乾杯は現役で神主の職を務め、地域に貢献している丹君にお願いした。

いよいよ楽しい会食となった。この会場は私が勤めていた山形工業高校の庭
先のようなものだったのでなんだかんだと理由をあれこれつけて入り込んでいた。
また、写真の場所では沢山の教え子たちが結婚式を挙げ私は祝辞を述べた。
私にとっては本当に懐かしい場所である。

本日の料理の一部を紹介しよう。
一品一品が美しく美味しかった。このような料理を楽しめる料亭がどんどんなくなっていくのは
日本の文化が失われていることになるのだろう。
ただ残念ながらこの美味しい料理を完食した人はいなかった。宴会が終わった時に忘れ物
チェックを兼ねて残った料理を確認したのだが料理のほとんどが残っていた。
やはり歳なのだなと再確認させられた。実は私も2品を残さざるをえなかった。
友人の息子で料理を提供する店を営んでいるものに聞くとやはり料理を残されるのが
一番残念に感じることだと言っていた。
ちなみに当日のメニューを紹介しよう。

次は当日の料理の一部です。

今回トピックスとして紹介されたのがこのチョッキ姿です。
これは亡くなられた鈴木正朗君が本会のために自分の会社でわざわざ特注で
作ってくれた校章入りの黒色のチョッキです。カシミアの糸で編んだ製品です。
冬着ていて本当に温かかった。前は東濤会の行事があると必ず着るようにして
いました。
それを今回わざわざ着てくれて参加しましたので紹介します。
このように酒を酌み交わすなんてことは最近の町の居酒屋では出来なくなってしまった。
はるばる仙台から駆けつけてくれたK君。十分に召し上がったようですね。
隣のT君は今も現役バリバリで農園経営をしています。みんな元気だなぁ。

懐かしい話に感謝してのお酌だ。このようにして頭の中はどんどん昔に戻っていく。
話は尽きることがない。 これが楽しいんだよね。

格調高い、余韻のある話をT君が語ってくれて会の品位を高めてくれた。さすが。

当料亭喜松閣を希望する時間にこちらの要求する料金で話をつけてくれたのは
ここを伝統芸能保存の演奏会で頻繁に使っているK君のおかげである。
そういう意味では東濤会会員の力は頼もしいなぁ。

楽しい時間はアッと言う間に過ぎ去りいよいよ閉会となりました。
閉会は恒例の山形東濤会会長によるエールで閉会となりました。

元気でこのような良い天気の下で美味しい料理と桜の花を愛でる
ことが出来たのは本当に幸せだったというのが多くの参会者の言葉でした。
最後は八十八の時にまた会おうという合言葉の下にまだ明るい町の中へと
力強い足取りで散っていきました。
次の写真は解散後に二次会として入った居酒屋での一コマです。
今日は良かったなぁと学生時代の思い出を肴にお酒を楽しみました。
後ろのポスターがこれまた懐かしかったです。三田明ですよ。
今日の高齢者同期会にピッタリという雰囲気でした。大切にされてきたんですね。
我々も今後大切にされていきたいですよね。

東濤会のみんな、元気で八十八に再会しようね。頑張っていこう。
戻る