年寄りが年寄りたちを励ましてきました
令和6年11月1日に山形市の老人クラブ連合会の表彰式のセレモニーがありました。
その後にお年寄りたちを楽しませる芸能発表会が催されるのが通例となっています。
私たち山形東濤会のグループがいつも一発目の登場で雰囲気を盛り上げる役目を担っています。
今年もその役割を全うすべく努力をしての登場となりました。



 毎年歌ってもらっていた若い男性(? 74才)ボーカルが再雇用のような形で職につき当日は
 出られないということで今年はそれよりも若い現役の社長を引っ張り込んで歌ってもらいました。
 それにしてもこのような高齢の人間も仕事に駆り出される地方の人手不足のあおりを食おう
 とは思ってもみなかった。
 女性ボーカルには山形東涛会県庁の会が例会場にしている料亭の女将の妹さんが
 出演を快諾してくれ何とか形がついて出場が出来て穴をあけないで済んだのでした。



 S君は現役の身であるのだがやはり好きなことはやめられないようで何時も参加して
 くれる。今回も気持ちよく自分の歌の世界の佳境に入っていた。
 S君は終演後に一人のお年寄りから「大変感動したよ」と言われたと喜んでいた。
 このような一言が私たちにとっては一番の励みになるのです。
 
 私のスチールギターの音色は知らない人が多いのですがあんたのギターの
 音色が好きで楽しみにして来ていると言ってくれる人もいて頑張らなきゃという気持ち
 にさせられています。

  


 私も83歳になりました。今は老人クラブや福祉関係のボランティアに励んでいますが
 感じるのは年寄りを支えるのは年寄しかいないぞという事です。
 黙っていたら年寄りのために他人が楽しみをホイホイと提供してくれることは
 ありません。
 年寄は皆で協力し合い自分たちで楽しみを作り出していくしか方法はありません。
 私たちはこのためにと思って頑張っています。
 私はある高齢者施設を慰問演奏で訪問した時に言われたことが心に強く残って
 います。「来てくれない上手な人の演奏会よりも下手でも気軽に何回も来てくれる
 あなたたちの方が有難いのです」と言われたことです。
 私はこの言葉を良い方向に判断して仲間と共に頑張っています。でも後何回やれるの
 かなという心細い気持ちがあるのも事実です。
 でも何とか来年も出ようねと誓いあっています。

 


 以上が今年最後になるであろう私たちの演奏活動の報告です。
 来年も活動が出来ることを祈って東濤会メンバー頑張っていきます。


  
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