山形東濤会会員参加の作品発表会が開かれました

 元の山形県庁が新しく文化資料館として再出発したことは多くの県民が
 知っている。その名前は文翔館と呼ばれているがここにはこれまでの
 山形県の歩みがまとめて展示されており明治期から近代までの貴重な
 資料が展示されている。
 また、ここではいろいろの芸術活動の発表の場としての会場提供も行わ
 れている。
 平成31年3月に山形東濤会会員が参加している文化活動の作品発表会
 が二つの分野で行われた。
 一つは蝋型鋳物創作発表会であり、もう一つは水彩画教室作品発表会
 である。 蝋型鋳物発表会には東濤会会員の沼澤君が力作を展示して
 いる。 水彩画の部には小生が駄作を発表している。
 今回、その二つの発表会の様子と作品を紹介する。
 まず日程であるが蝋型鋳物の発表会は2019年3月20日〜26日まで、
 水彩画は3月19日から24日までである。
 ではその様子を紹介していく。
 文翔館に入り廊下を行くと蝋型鋳物作品の発表会場に出会う。


 会場は一室にまとめられている。希望により蝋型鋳物の製作過程について新設に
 画像を使って解説してくれる。


 子供たちも興味津々で見つめていた。


 さていよいよ沼澤君の作品です。プログラムによると作品名は次のようになっている。
 アンサンブル(チェリスト、ウ"イオリスト、ピアニスト、ウ”ァイオリニスト、フルーティスト)
 となっている。


 一つ一つがそれぞれの特徴を表現され全員でアンサンブルを実現している
 様子が良く表現されていました。
 何しろ蝋型鋳物は一つの型からは一つの作品しか作れないために大変貴重な
 作品なのです。ぜひ細部までを良くご覧ください。


 では次に蝋型の会場の一階下の会場で開かれている水彩画の会場を
 紹介していく。
 水彩画は会場が3室で構成されている。


 水彩画が壁に飾られているが中には玄人はだしの作品もある。


 次は小生の作品です。
 題材は桜が一山を埋める宮城県船岡町の館山の光景です。
 間もなく桜の季節がやってきますのでその時を待ちかねて描いてみました。


 次の題材は上山市の南地区のフルーツラインから見た蔵王連峰を描いて
 みました。雲が一帯を覆い地面が暗くなった一瞬を描きました。
 口の悪いのがいて下の白いのは新幹線ですかと聞いてきたので何と
 答えてよいのか分からなかった。
 私としてはビニールハウスのつもりで描いたのだが。


 以上が今回の山形東濤会会員が参加した作品発表会の様子です。
 私としてはただ年をとるのも癪であるし、かなわぬまでも「年」という
 ものに抵抗しようとの気持ちで挑んでいる。
 
  次に館内の代表的な場所の様子を紹介して終わりにします。

 文翔館の中庭です。総レンガ造りのことが分かります。
 この建物は大正5年に落成式を行いました。
 総合監督者は東京出身の田原新之助という人物です。14歳頃に
 有名な建築家コンドルに師事したとのこと。ただ40歳という若い年
 齢で亡くなったために詳細な記録が残っていないとのことです。
 この建物の正面の白い石材は南陽市の山奥の釜渡戸(かまのはた)から
 切り出したとのことで搬送等に大変苦労したとの伝えがあります。


 次は貴賓室です。ここの復元にも原材料の調達等で大変苦労が
 あったと聞いています。
 今もNHK大河ドラマ「韋駄天」にここの元県令三島通庸関係の話も
 からんでいて再び話題に昇ることが多くなっています。
 創建時からのいろいろの興味ある話はボランティアの方から聞くこ
 とが出来ます。


 文翔館全体の姿です。


 この建物は文翔館の西の位置にある建物ですが総レンガ造りのレトロな外観をしています。
 皆さんは覚えていることと思いますが平成23年10月5日に実施した東濤会文化祭の一環の
 一つとして開いた音楽祭の会場になります。懐かしいですね。


 ぜひ、文翔館に足を運び楽しんでいただければ幸いであります。

 
 
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