山形東濤会文化祭 水彩画の部  近藤 元一
令和4年度の発表会への出品
 4月5日〜10日までの期間で水彩画教室の作品発表会が旧山形県庁である文翔館を
 会場にして開かれた。
 今年の作品の一つが取材にきた新聞社の記者の目にとまったらしく新聞に小さく紹介の
 記事が出た。これも進歩の一つと前向きに考えることにした。
 出品した作品を紹介します。



 最初の作品は郷土玩具と舟形町から出土した縄文の女神とを組み合わせた
 題材とした。浦山君が郷土玩具を大切にした作品を作っているので私も真似して
 描いてみた。左下の親子はベトナムから買ってきた3センチ立方体の小さなブリキ細工
 である。可愛いので仲間に入れてあげた。






 次か山形市の郷土資料館の済生館を描いたものです。
 上部に現在発掘して再構築している大手門も描いてみた。
 済生館の内部構造は知らない人が多いためにこの絵を見て話題にしていた人が多くいた。






 山形新聞の記事に書かれた私の絵に関する記述です。
 記者の目にも何か訴えるものがあったのだろう。





令和3年度の水彩画発表会
 現在習っている水彩画グループの作品発表会があった。
 私も下手な絵を出さざるを得なくなった。
 何とか作品を2つ出すことが出来た。
 今回の山形東濤会の文化祭の絵画部門に恥を忍んで提出することにする。
 
 会場は山形旧県庁である文翔館の中のギャラリー室である。



 玄関前に看板を設置した。


 展示の準備が終わりまもなく開場という時の室内の様子です。


 この時は酒田市からの修学旅行の生徒でにぎわった。
 やはりこの年になると子供たちの明るい声は一番うれしいものです。


 ここの建物の中庭ははとても落ち着いていてゆっくりできる。


 さて肝心の作品の紹介です。
 山間の道とそこに散在する小集落の姿を描いてみました。
 絵中に見える橋のもう少し上流に映画「おしん」で撮影現場となったつり橋があります。
  この地点は三方からの合流点にあり私が絵を描いた地点の右手が遠く山形
 市方面に続く道となります。
 この道の途中に40年ほど前に廃村になった平田部落がありそこには平田の大滝と
 呼ばれている滝があります。
 ここには散り散りになった平田部落の方たちが最近また地域おこしのために集まって
 活動を始めたことがテレビで放送されたりしています。
 詳細は http://www3.ic-net.or.jp/~motokazu  で取材記事を掲載してあります。  
 絵の描かれた地域は大変な山の中なのですがここでたくましく生きる人の気持ちを
 表現したくて描きました



 次は、山形市の西部の左沢(あてらざわ)の入り口にある橋を描きました。
 手前が新しい橋です。向こう側は旧の橋ですがアーチを備えていてとても趣の
 ある橋で時々写真雑誌やカレンダーの写真などで紹介されています。
 残念なことに昨年の豪雨の時にこの旧の橋の向こう側にある赤い屋根の
 建物(旅館です)の近辺一帯が水没しました。  どうしても水の名所と災害との間には大きな矛盾した関係がありますね。
 新年の玄関に飾ろうと考え招き猫を描きました。
 桜は啓翁桜が毎年届くのでこれと組み合わせ新春の香りがすることを願って描きました。


 さて以上が私が発表会に提出した作品です。
 私は絵のうまい下手よりも描いている時の「時の過ぎるのを忘れる感覚」'を楽しんで
 いるのです。
 これからも頑張って描いていきます。

    戻る