一月にふるさとの山 盃山に登る 令和6年1月11日

 例年なら山形市の正月は積雪で真っ白のイメージだ。
 しかし今年の正月は全く違った。周囲に雪が全く無いのだ。

 令和6年1月11日はお昼前より空は快晴になり周囲の山々がクッキリと輝く
 光景になってきた。こうなると山に登りたくなる習性が頭を持ち上げてきた。
 しかし、例年ならとても山に登ることなど不可能だ。でも今年の正月は市内に
 雪が無いのだから周囲の山にも雪は無いだろうとという期待を持って手近な
 盃山に登ることにした。午後3時に麓の施設に車を置いてすぐに登り始めた。
 登山道は以前には無かった宗教団体の道標を通り抜けるのだがはじめとの人は通り
 にくく感じるのではと危惧する。最近このような活動が目立ってきた。
 


 歩いてまもなく顔を見せてくれるのがこの神社です。こちらは先ほどの道標の宗教団体
 とは関係が無く昔からある本来の神社です。


 
 更に登って行くと尾根道に出ます。ご覧のとおり雪は全くありません。
 春先のような錯覚に陥ります。



 ようやく本来の我々が昔なじんだ神社とご面会です。市内から見上げるとこの神社が
 目に入ります。



 神社の由来はこの銘板に書いてありますのでご覧ください。


 さてここからが今回の登山の目的の月山との顔合わせです。
 神社のすぐ前は広場になっており最高の展望台です。私たちは高校生
 時代に何回も登りましたね。あの頃と全く同じ光景が眼前に広がるのは
 感動です。



 左が月山、右が葉山です。中を流れる馬見ヶ崎という景色です。
 ご覧ください。一月なのに雪はどこにもありません。



 正面の建物群が私たちの母校がある地域です。右側の白い建物は山形工業高校、
 左側のエリアが山形東高の校舎群です。昔と変わらず二つの学校の建物は接近して
 います。



 さて時間も午後3時半です。いよいよ下山です。この頂上から少し下がった地域は昔
 スキー場でした。
 山工や山東のスキー部もここで練習したし中学校の県大会もここで開かれました。
 私もここで滑りました。それが現在はこのとおり木々が生い茂り雑木林になりはてて
 います。しかもこのスロープの最下端に先ほどの宗教団体の大きな本堂がこの坂を

 せき止める形で建っているのでもはやスキー場としては使えません。
 それにしても一昔前は雪が多かったんだなぁと改めて考え込んでしまった



 最初の宗教団体の本堂脇から空を見上げると竜山が聳えていた。左端に主峰熊野岳の
 姿がかすかに見えます。宗教的観点からはベストの光景になりますね。



 東には雁戸山が聳えています。この山の向かって左の低い所が笹谷峠です。
 学校の遠足で登りましたね。今では懐かしい思い出です。



 次は馬見ヶ崎川原です。ここの上流2キロ位の所に東濤会の芋煮会の会場があります。
 今年は芋煮会をやれるものと期待しています。


 さて、ようやく車を置いた所に戻ってきました。フト見上げるとナナカマドの樹が赤い実を
沢山つけて私を見下ろしていました。秋の赤い紅葉の姿のみを見慣れていたのでこのような
姿も寒い冬の中での心暖かな光景として私には映りました。




それにしてもこの一月の雪の無い光景がこれからの一年間の私たちの生活にどのように
影響していくのでしょうか。大きな災いにはならないことを願って帰宅しました。


  戻る