大岡山に登る  昔、東濤会の仲間と登った山が遠望出来ました

 令和3年5月11日は快晴ではないが晴れ間の多い日だった。
 コロナによる閉じこもりぎみな毎日でうんざりしている。
 ふと山の方を見ると東の方に大岡山か見える。なんとなく登ろうと
 いう気になり出発した。
  大岡山は山形市の北東の青野部落から近い。うっかりして山の姿を
 撮るのを忘れてしまったので以前に撮影した写真で紹介する。あだ名は鍋山である。
 名は姿を示すのとおりである。
 それにしても最近は物忘れが頻繁になってきたなぁ。

   

ここからは現代の様子である。つつじがこの山には多く名所にもなっている。
登山道はけっこう急で崩れているので要注意である。

 途中、地元の楯山小学校の子供たちと出会った。元気に挨拶を返してくれた。
 ひょいひょいと身軽に歩く姿にオレもあんな時があったんだなぁとグッときてしまった。

 頂上は地元の方々が整備してくれていて明るい雰囲気になっている。 



 眼下には高速道路のインターチェンジが広がっている。


 さてここからが本題である。山頂から東を見ると綺麗な山々が連なっている。
 左側から南面白山、小東岳、大東岳、糸岳と並んでいる。
 この中央奥に聳える大東岳に高校1年の時に東涛会メンバー5人ほどで登ったのだった。
 実は今でもこの大東岳まで登る人はまれなところである。
 我々は地元の佐藤君の案内で山寺から延々と山道を登っていったのだ。
 途中何回か道に迷ったことを覚えている。何しろ案内役の佐藤君もうろ覚えの
 道だったのだから今考えると無茶なことをしたんだと思う。若かったのだろう。
 今考えると映画「スタンド バイ ミー」の世界であった。

 私は何回かこの大岡山に登っているのだがいつも曇りの天候が多く今回のように
 クッキリと奥山寺の山々を見れたのは初めてであった。
 私はこの光景を見て一瞬にしてあの若かった高校生の時代に戻ってしまった。
 あの時登った仲間は皆元気でいる。


  丁度、山頂の東側に案内板があったので紹介する。

 最後に紹介するのは「ポツンと一軒家」である。
 ここ大岡山の東側を見ると山中に数件の建屋が見えるのが分かりますか。
 この地は高原野菜を栽培している開拓地です。
 私は昔何回かワラビ採りで訪れた事があった。車が一台やっとで枝道も多いので
 行くには要注意の地です。でもこのような地で農業に従事している人を見ると
 ただただ尊敬するだけです。

 下山途中で写真のような杉の木を見た。
 高山で積雪の多いところではよくあると聞くが、ここのような低山では
 なぜこんな風になるんだろうなどと考えながら山を降りました。  

 気軽に登ってしまった今回の山登りであったが思いがけなく自分の若い時を
 思い起こさせてくれる良い旅になったと感謝した。 

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