三井量光君主宰俳句誌「椅子」第20号発刊さる
                              令和3年10月1日

 俳句誌「椅子」がついに20号の発刊を迎えた。
 一読すると分かるが内容が充実してきており単なる俳句に関する同人誌という
 性格からは脱却して幅広い分野を含んだ総合誌になっている感がする。
 私は「俳句界の文芸春秋」のようだと三井君に伝えたことがある。

 

とにかく内容の幅が広くなり俳句以外の人も楽しめる内容に変わった。
この表紙についての説明は次の目次の下部にあります。


 
 まず最初は量光君の句で始まる。
 次に会員の句が掲載されていく。



 次は連載の記がくる。
 芭蕉の研究では第一人の梅津氏が寄稿してくれている。
 この記事は分かりやすくかみ砕いて芭蕉の足跡を解説してくれているので読んでみると面白い。
 当時の芭蕉たちの行動が目に浮かんでくるようである。
 ただし全部の記事の掲載は無理なので一部のみの紹介にさせていただきます。

 

他の記事も同じ扱いで対応していきますのでご容赦ください。



 次に前出の会員たちからの投句から選び出した句を選び出し一句一句丁寧な選評が
 行われていく。この辺が会員にとって最も緊張する所なのだろうと思う。


 



 次も連載の記事である。
 


 次も連載記事です。私たちが知らない浜田広介についての情報記事が続きます。
 著者名は東涛会会員の富樫君のペンネームです。

   次も毎号快く寄稿してくださっている記事です。菓子職人という視点から見た人間模様の
 語りは本当に面白いです。



次は毎号硬い内容となっているが俳句をやる人にとっては大切な理論についての
記事です。量光君自らの執筆です。 門外漢の私が読んでも勉強になります。


この次からは本誌の存在が「このためにある」というコーナーになっていきます。
会員からの投句をすべて載せています。そして選者が個人ごとの代表作を選び出して
椅子作品展望というコーナーで丁寧に解説しています。
会員の方たちにとっては最も大事なページになっていくのでしょう。





以上のように会員からの句が7句づつ紹介されます。
次にこれらの句から量光師匠が各自の代表作を選び出します。


 次にこの各自の代表作に量光師匠が丁寧で分かりやすい選評をしていきます。

 

以下抜粋して紹介します。

 このようにして全投句者の句を丁寧に練り上げていってくれます。
 会員にとっては最も楽しみであり怖いコーナーなのかなと勝手に思っています。

 ここからはさまざまな領域からの寄稿文が続きます。
 詳細は載せられませんので題名だけを紹介します。

  ・エッセイスト     栗屋 晧子     ふるさとの句に甦る歌々々

 ・全国通訳案内士  アーウィン香織  英語と日本語とのはざまで 〜ガイドは行くよ どこまでも〜


  次に俳句誌には珍しい「誌」のコーナーが出来た。


 

 以下項目のみの紹介とする。

 ・椅子雑感  「銀化」 恩田 富太

 ・うにがわえりもの「今日もいいネタ入ってます」  歌人 うにがわ えりも

 ・小説 「朱の影」  深大寺 周  

 ・一句随想  「追憶・大井沢」  山形県地域史研究協議会会員 新関 昭男

 ・海外生活の思い出話  今田 正行


 
 
 以上駆け足で「椅子」20号の内容を紹介したがとても全てを紹介出来なかった。それほど
内容がバラエティに富み、幅広いジャンルを含んでおり単なる俳句の同人誌という性格を
超えたものになってきた。
これからどのように変貌していくのか楽しみな状態になってきた。

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