鹿野道彦君悲願ならず平成24年12月17日
第46回衆議院選は16日に投票、即日開票が行われた。
山形東涛会の鹿野道彦君は12月4日の公示後に精力的に活動を続けて
きた。
しかし重要な政府閣僚としての活動があったためなかなか地元山形には
帰れなかったので自分の政策を地元選挙民に説く機会も少なかった。
そしてまた解散が寝耳に水の状態であったため地元の準備も間に合わな
い情勢であった。
更に全国的に民主党の評価が厳しく問われており強い逆風の吹きすさぶ
中での選挙となってしまった。
しかし鹿野君個人の評価は高く震災の後処理に一所懸命に取り組んだ姿に
被災地からの信頼も厚くこれからの更なる活躍が強く求められていた。
このような現状なので山形東涛会会員有志と道の会会員は出来るだけの
応援活動をした。
16日の選挙後は選挙事務所に有志が集まり開票を見つめたが出口調査
や総合的な判断により0%の開票状態で早々と相手方の当選が決まってし
まいテレビ報道となったため盛り上がることがない選挙事務所光景になって
しまった。
有志で鹿野君を激励したが本人は当然残念だったろうが我々も落胆の気持
ちを強く感じることとなった。
開票結果を次に示す。
1区 山形市、天童市、上山市、山辺、中山等
当 102,169 遠藤 利明 自前
70,411 鹿野 道彦 民前
14,447 石川 渉 共新
2区 米沢市、長井市、寒河江市、東根市、村山市、尾花沢市、大石田等
当 100,744 鈴木 憲和 自新
比当 81,832 近藤 洋介 民前
26,358 川野 裕章 維新
9,809 岩本 康嗣 共新
3区 酒田市、鶴岡市、庄内町、遊佐町等
当 71,768 阿部 寿一 無新
70,303 加藤 紘一 自前
25,299 佐藤 丈晴 維新
22,930 吉泉 秀男 社前
9,170 長谷川 剛 共新
以上の結果となったが1区、2区、3区共に大波乱となった。
3区では自民党の重鎮であった加藤紘一氏も若手に敗れ涙を飲んだ。
結局山形県の小選挙区では民主党からの議員は居なくなってしまった。
2区の近藤洋介議員がかろうじて比例からの議席獲得となった状況である。
さて、鹿野道彦君は我々同期の者たちの代表として国政で活躍をしてくれた。
我々も同期の人間に国会議員がいるということを誇りに思うとともに我々もまだ
活躍できるぞという人生の支えの一つになってくれていた。
鹿野君の最後の決起集会における挨拶が心に残っている。
彼は早朝に集まった多くの支持者を前にして「自分は70歳となったが毎日成長し
ていると感じられるようになっている」と語ったが私にはこの言葉が強く響いた。
というのは私もまたそのように感じているからだ。以前よりもいろいろのものが
見えるようになっており、いろいろの人の語ることが理解できるようになっている。
人生まだまだこれからだと強く思っていたので彼の言葉には勇気づけられた。
これからのことは彼もまだ考える余裕もないだろうが何とか今回のことをバネに
してもう一回大きな飛躍に挑戦していただきたいと感じている。
本当に長い間ご苦労様でしたとの言葉をおかけしたい。
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