霞城公園の桜 平成24年4月29日



 霞城公園の桜の特徴は城の堤と堀、そして電車線路とが調和して
 いることだろう。
 この時期は電車は超スロー運転で乗客にサービスをしてくれている。
 線路の近くには次の写真のように多くのカメラマンが陣取っている。


 南方向の写真である。高い建物は山形駅に隣接している霞城セントラル
 ビルである。
 桜が土手から水面に垂れ下がっているのが分かると思う。


 霞城公園の入り口の大手門の周辺は何時も混んでいる。
 ここの橋上は電車撮影のグッドポイントにもなっているせいだ。


 城内では女性講談師が保科正之の山形城とのかかわりについて
 一席ぶっていた。
 保科正之ほど数奇な運命に翻弄された人間も少ないのだろうが信州
 高遠藩の次に当地山形藩に転封されて来たのが1636年だった。
 私も3年前長野県高遠に丁度桜満開の時に訪れたので猶更興味を
 持って聞いてしまった。


 場内にはこのように江戸時代の服装の人が大勢あちこち動いている
 のだが少しも違和感がないのに気が付いた。
 日本人にはこの江戸時代の感覚が今もすんなりと受け入れられる何
 かを持っているのだろう。


 桜は水面にのめりこむように垂れ下がっていく。


 土手の堤は両側が桜である。


 懐かしの済生館は健在である。老いて益々光っている。


 中央の6階建のビルが鈴木正朗君が入院している至誠堂病院であ
 る。彼の早い回復を心から祈る。


 以上紹介したのが平成24年の霞城公園の桜である。
 私はいつもここに来て桜を見るたびに「今年も桜を見れて良かった。
 見させてくださり有難う」という気持ちで深く感謝をする。
 本当に今年も見れて幸せでした。

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