三井量光氏主宰俳句誌 「椅子」26号発刊さる  令和4年10月1日 

2カ月が過ぎるのは早い。椅子「26号」が届いたときに強く感じた。


 

目次の所に表紙の写真の説明があります。題字は浦山 宏君の作です。

この短い期間でこれだけの充実した内容を盛り込んだ俳句誌「椅子」を発刊して
いくことは大変な苦労があるだろうと推察できる。
さて、その苦労を理解しながら「椅子」の26号の紹介をしていく。
毎回お断りしているのだがあくまでも紹介であるのでどうしても抜粋しての紹介と
なることをご理解いただきたいと思います。


 毎号、巻頭の言の意味のある句の紹介と句に込められた心の奥を開設してくれている。



次に三井量光氏の句が続く。今回は父情の涙という題を中心にまとめた句が提示された。





 次に会員の投句が波濤集としてまとめられています。











 次に毎号連載されていて好評な記事が掲載されています。
 この内容は芭蕉の当時の言動と句を詠んだ時の時代情勢をからめて語ってくれているので
 分かりやすくすんなりと芭蕉があたかも傍にいてくれているような心地になれます。
 残念ながら抜粋とさせていただきます。


 各自が七句ずつ投句した句から一句を選び出し丁寧な解説をしてくれるコーナー
 になります。会員が最も緊張する所なのだと思います。
 じっくりとご覧ください。






  遠藤 祥氏の句の講評の中で量光氏は亡くなられた私たちの仲間だった清水彬君について
 追悼の意を込めた言葉でまとめてくれた。






次も好評連載中の記事です。今回は最近再評価されている田沢稲舟についてのレポートです。
簡潔に稲舟のことを親しみのある分かりやすい表現で私たちに彼女の人となりを教えてくれています。
残念ですが抜粋とさせていただきます。



 次も連載の記事です。私たちには近いようで遠い感覚の万葉集のことに
 ついての解説です。

 


 次は理論的分野の記事です。俳句をただ単に発句するだけではなく、もっと
俳句の神髄を会得していくために必要な知識を三井量光氏自らが講義している。
とてもユニークなコーナーである。






 次のページには「椅子のつどい」という椅子同人誌の仲間たちの集いの案内文がある。
 ぜひ一堂に会して懇親を深めてはどうでしょうか。




 次からは各会員からの七句を紹介します。
 そしてこれらの句の一句を選び出して詳細に講評していってくれます。
 会員にとっては緊張する時間になるのでしょう。
















 前出の各自の句から一句を選者が選び出してその句について丁寧な
 講評をしてくれるコーナーです。
 会員にとって一番勉強になり力が付くことと思います。













 次のページの下に好評連載中のうらがわ えりも氏の記事がある。
 俳句甲子園について詳しく解説してくれているので大変参考になった。





 次からは「三日月句会」の佐藤かほり氏から25号の波濤集に載った句の感想を
 三井量光氏が語られぬ面からの感想を述べてくれました。








  次に少しページを飛ばして紹介していきます。
 実は私が一番楽しみにしているのが次の久間木 國男氏の浄瑠璃、歌舞伎のの話です。
 とかくこの二つの分野は筋書きが分かって鑑賞するのとそうでないのとでは
 全く面白さの理解が違ってしまいす。私も歌舞伎のお軽、勘平の話はうろ覚えに理解は
 していたが久間木氏の解説にあるように一つ一つの所作と伴奏の鳴り物との関係まで
 解説されると改めて役者の動きが眼前に浮かんでくる。それほどにこの読み物はすごい
 と思います。








 読者からの声が掲載されています。

 
 最後は編集担当の皆さんからの一言で締められています。




  以上が俳句誌「椅子」26号の大雑把な紹介であります。
  すべては紹介できませんので是非「椅子」を購入購読されますことを
  お勧めします。
  本当にバラエティに富んだ内容です。
  恐らくこの「椅子」は大きな存在になっていくはずです。私の予感です。


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