閉鎖ゴルフ場の今を見る
                      平成30年7月14日取材

 近年ゴルフ場の閉鎖が発生している。昔のような接待ゴルフも無くなり、
 現在は平日を老人プレーヤーで補い何とか維持されているゴルフ場が
 多くなっている。

 このような観点から見ると老人の存在は決してマイナスの厄介な存在では
 なく、立派に日本のGDPを上昇させている功労者だろう。
 さて、ここに一つの閉鎖つれたゴルフ場がある。伝統あるゴルフコースだったが
 平成28年に閉鎖された。

 そして今日、平成30年7月14日にそのゴルフ場を訪れてみた。
 私にとっては最初にコースに出た思い出のコースだったので閉鎖された後の
 現状を確認したく訪れてみた。
 当然、正門からは入れない。幸いにもこのゴルフ場には一般林道が周囲を
 取り囲む形で巡っている。

 林道側からゴルフ場が見える地域に移動して撮影をしてみた。
 その写真が次からのものである。


 芝はすっかり雑草に飲み込まれ単なる草原になっていた。



 ここは17番コースがあった所だ。最後に近くなり山の尾根上の地形のコースなので
 秋なんかは寒くて震えたところだった。今ではあの寒さも懐かしい。



 バンカーもすっかり雑草に覆われていた。


 グリーンもこのようなありさまだ。もし修復して使おうとするとどれくらいの手間が
 かかるのだろうか。



 ティーグランドもこのような有様だ。
 ここから夢中になってクラフを振ったのだなと感慨にふけってしまった。



 クラブハウスの案内看板も樹木に覆われていた。


 クラフハウスには行けなかったので一般林道から見ることになった。
 遠くてよく分からないがこの様子だと建物はまだ健在のようだ。



 以上が閉鎖されて約2年を経過したたゴルフ場の光景である。
 やはり自然の力は強い。あの立派な芝で覆われていた緑の絨毯は
 今や雑草に覆われていた。
 この現状は日本の現状をも表しているのだと思う。
 しかし、私にとっては思い出のある地だ。何とかもう一度緑色の芝が
 一面に展開していたあの光景に戻らないかなぁと考えたりしながら
 帰路についた。

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