生まれ変わった山形市立第一小学校を紹介
                                        平成25年4月19日取材

 山形市本町にある山形市立第一小学校は山形市の歴史ある
 伝統校です。 創立は明治22年です。
 一時は1000人を超える生徒がいたがやはり少子化の波や市中
 心部の生活環境が空になる空洞化に伴い現在は児童数223人の
 10学級の学校となっています。
 2年生のみ2学級、他は1学級の構成です。
 特に身体にハンディキャップのある生徒の教育が充実している。
 特別支援学級1クラス、自閉症・情緒障害学級1クラス、肢体不
 自由学級1クラスがあり身体に障害がある子供たちの心強い基
 地になっています。
 現在の校舎は平成16年に大改築されました。
 市民の学習の場としての性格を導入し広く市民に開放されるよう
 になりました。
 山形東涛会の論語、俳句の会等はその恩恵を受けて運営されて
 いるのです。
 では現在の様子を写真で紹介していきます。
 
 まず何と言っても第一小校舎の特徴は正面階段です。
 アールデコ風のデザインを取り入れた気品とお洒落が感じられる
 階段です。

 

 手すりに大きな特徴がある。
 微妙なカーブ構成を持ち大理石で出来ている。



 2階から下を見た様子です。


 正門は昔のままです。


 現在はこの名前も保持しており市民へ解放された施設になっています。


 今は中庭になっていますが昔はここはプールでした。子供たちの嬌声が
 上がったことでしょう。



 敷地の北東の角には二宮金次郎の像があります。
 昭和12年に建立され原型はもちろんブロンズ製でしたが戦争での
 強制供出により一時無くなりましたが終戦後まもなくコンクリート製と
 して再現されたものです。
 台座の豪華さから当時の像は素晴らしいものであったのだろうという
 ことが伺われます。
 本来は校舎西側に建っていたのですが駐車場を作ったり校舎改築が
 絡んだりしているうちにこの像の存在がはっきりしなくなりそうになった
 ため平成17年に同窓会が現在の地にまとめ上げたものでした。
 ちなみにこの時の発起人の第5代同窓会長は私の義父になります。
 そのような意味でも私には親しみのある二宮金次郎の像であります。



 本校の特徴の一つに当時としては珍しい地下室がありました。
 やはり子供たちには相当に関心が高く下には何があるんだろ
 うと何時も話題になったそうです。



 正面玄関です。創立当時は子供たちには圧倒的な迫力を感じさせた
 ことと思います。



 最後になりますが取材日に開かれた山形東涛会の「論語の会」の様子を
 紹介しておきます。

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