久し振りの千歳山登山

 平成26年4月22日は少し曇り空だが温かな日だった。
 周囲は桜の花が満開だ。そうだ市内の桜の名所に行ってみようと考え千歳山公園に
 行ってみようと考えた。ここの桜は本当に見事なのだ。
 そこで千歳山公園に向かったが近づいたら千歳山が見えてきた。そうしたら何となく
 千歳山の方に登ろうという気になってしまった。
 そこで千歳山公園に行く道の途中から千歳山の方へ向かってしまった。
 千歳山の西正面にある登り口参道にある急な階段は我々が高校生の時に各部の鍛錬
 道場になっていたことを思い出す。
 体育部のほとんどの連中はここを必ず覚えているはずだ。
 次の写真が登山口の光景を南側から眺めた写真である。

 石の鳥居が見えているがここが登り口である。


 石段を下から見上げてみよう。
 この石段を上ったのだったなと自分なりの感慨にふけった。

 
 登っていくと鳥居がどこまでも続く。
 ずいぶん増えた感じがする。


 岩五郎稲荷の社殿の前には社務所に相当する建物がある。
 今は無人のようだがここを食事が出来る場所に改造すればもっと多くの人が登って来るの
 になあと感じたりした。
 山頂にはここからまだまだ登っていくことになる

 

 さて、気になるのが千歳山の松くい虫による被害である。
 新聞にもよく取材記事が出るが今回の登山で改めてその実態を目の当たりに
 した。
 写真の白いビニールは刈り倒した松を包んだものである。
 周囲を見てみると相当の数になる。やはり被害は相当ひどいと感じた。



 山頂近くに展望台を兼ねた休憩小屋が出来ていた。
 昔は当然に無かったわけだ。

 ここからの山形市の眺めはなかなかのものだ、


 山頂は狭いが平らな地になっている。ここには伝説の「あこやの松」の石碑があった。
 あこやの松はここから宮城県の名取市の橋になるため、切り倒されて運ばれたわけ
 だ。
 これに阿古耶姫の話がからみ悲恋の伝説となり全国的に有名になっていき同時に
 千歳山の名も広く知られていった。
 次の写真は阿古耶の松があった所を示す石碑である。


 この地は阿古耶の松の遺跡としても管理されている。
 

 さて、ウン十年前に我々は走って上り下りをしたわけであるが今日登ってみ
 ると昔のことが自然と浮かんでくる。
 あの頃はトレーニングの中での登山だからつらくてつらくて周囲の景色を見
 る余裕や伝説の理解までは至らなかった。
 今日はゆっくり写真を撮りながら下界を見下ろしながらの山登りであったが
 時間は上りに40分、下りに30分くらいであった。
 皆さんも昔に帰って一度登って見ることをお勧めします。

  
戻る