山形市高瀬のべにばな祭が最高潮に
                                   令和7年7月5日
 紅花は夏真っ盛りの今が花がもっとも綺麗な時期です。 
 花の摘み取りは早朝です。昔の作業は大変だったでしょう。葉は
 鋭くて固いトゲ状なので朝露に濡れて軟らかいうちに摘み取ら
 ねばなりません。本当にこのトゲは痛いですよ。
 さて、山形市北東部、笹谷峠の麓にある高瀬の部落で毎年開か
 れているべにばな祭に行ってきました。日中は暑くて外に出るの
 も嫌なので午後4時頃に訪れてみました。
 祭りの主催者たちも暑さでゲンナリという状況です。同情しますよ。

 さてここ高瀬が有名になったのは宮崎映画の「思い出ポロポロ」の部落
 として設定されたからです。ちなみに私が宮崎映画で好きなのはこの
 「思い出ポロポロ」と「紅の豚」です。この二本は宮崎映画の最も良い
 人間味あふれる作品です。
 
 
正面の山の後ろは笹谷峠のあたりです。とにかくこの辺りは山が綺麗です。
正面の山の左側には山伏峠、二口峠があり円仁さんは二口峠を通って
山寺に来たと当地で語られています。


 畑は人が入って摘み取り易いようにきちんと畝つくりがなされています。


 空の青、山の緑、そして紅花の赤と黄色。それぞれの色が゛組み合わさって
 ここに立っていると
心がボーっとなります。


 さて珍しいものを紹介します。紅餅です。紅花の染料成分を煮詰めて取り出した
 ものです。多くの工程を経てここまで到達するのは大変なんだという説明でした。
 なかなかこのような現物は見られないですよ。
 



 べにばなのトゲの話をしましたがその現物をお見せします。とにかく葉全体がトゲ
状態なのでここから花の部分だけを取り出すのは大変なことだと理解できます。


 さて、一方リンゴはどうなっているか気になるでしょう。
 現在はまだ青く、ようやくまとまった形になりつつあるかなという状態です。
 これからは台風が来ないことを祈るばかりです。



 さて、以上が山形市高瀬の紅花でしたが山形県にはまだ数カ所の
 紅花の里があります。
 もし天候や日程が合えば次は山形市の西の白鷹町の紅花の里に
 行くつもりです。
 うまく取材できた時は紹介したいと思います。


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