懐かしい芦沢駅を訪問
令和7年6月12日は良い天気となったので気晴らしに尾花沢町周辺を散策したいと
思い出かけることにした。尾花沢の街をブラブラした後に少し足を北の方に延ばして
芦沢の町を訪れた。まず最初に芦沢駅に寄ってみたいと思い訪れた。
当然に昔の姿は無く、駅舎はこじんまりとした瀟洒な建物に代わっていた。

私の頭の中には昭和30年〜40年代の芦沢駅の姿が浮かんでくる。ここは奥羽本線の列車の大事な
蒸気機関車給水所であり、更にここは周辺の亜炭鉱山から出る亜炭の集荷所で巨大な亜炭保管
倉庫があって列車が入るたびに巨大な水タンクから蒸気機関車に給水する光景と亜炭を貨車に
積み込むトラックの待ち行列光景が見られたのだった。従って駅前も賑やかで子供心にここは活気の
ある駅だなという印象を持っていた。
今回訪れてみてみると昔の面影は何も無かった。巨大な亜炭貯蔵倉庫も給水タンクも無かった。
駅前はひっそりとしていた。

次の写真で線路の先が山形方面だ。右手の建物辺りが巨大な給水タンクと亜炭の貯蔵倉庫が
あったあたりのはずだ。この様子を覚えているのは私の年代が限界だろうから駅周辺で昔の
様子を語れる人はいないだろうなぁ。

次の写真は新庄・秋田方面の光景です。とにかく線路の両側の樹々の緑の濃いことが
分かるでしょう。

時刻表です。ここから山形市内の高校に通った人は多かったです。
昔は早朝から深夜まで時刻表は埋まっていたのですが。

あの活気があった芦沢駅も現在はひっそりとした秘境の駅のたたずまいですが少し嬉しい
ことが出来ました。先の駅前の写真で駅前広場を真っすぐに突き進んだあたりに道の駅が
出来たのです。ここでは新鮮な野菜や土地独特の名物加工品、木工品、陶芸品が買えると
いうことで人気が出て日曜などは県外からの車で埋まります。
駅周辺も車のおかげで少し活気が出てきたかなと感じています。
いずれにしても東濤会の皆さんにとってはもう忘れられた存在でしょうが今回の写真で
芦沢駅のことを思い出していただければ嬉しいです。
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